福田理事長の部屋
【学会発表】
■論文のつぶやき (2021年度土木学会中国支部研究発表会論文投稿2編について)
巨大地震に関する意識調査の実施
呉南学園(中学校)、呉市広長浜地区自治会連合会と連携して巨大地震についてまち歩きをもとに防災マップを作成。
また、アンケート調査によって巨大地震に関する意識調査を実施。 災害巨大地震として ①南海トラフ地震および ②瀬戸内海域活断層地震があげられる。 最高津波水位は①で3.6m、②で2.9m、最大津波襲来までの時間が①で約4時間、②で約3時間とされている。
多くの古い家屋が密集する地域において津波の影響をうける海側の学校にいち早く避難することの重要性を認識していただくために、学園正門に最高津波高と地盤高の差分の2種類の浸水深を表示し、マスコミにも紹介した。
地震の揺れによる古い家屋の倒壊数を概算し、閉じ込め者数の推定、重傷者数の推定、また、避難経路の通行可否や津波による被害の推定し、アンケートで確認することによって、巨大地震への備えについて認識を 高めることが出来た。
以上の取り組みは、類似する地震津波の被害への具体の備えに対して応用できる成果となった。
■2021年 土木学会中国支部研究発表会論文
※論文(PDF)へのリンクです。
巨大地震を想定したアンケートによる意識調査-呉市広長浜地区の事例-
巨大地震を想定した住宅密集地の防災マップ作りと地域波及への取り組み